山常楼について
山常楼は、160年以上の歴史をもち、
地元・安来をはじめ山陰の皆様に、
長きにわたり会席の場としてご利用いただいてまいりました。
平成26年には、主屋と土蔵が国登録有形文化財に登録され、
その歴史的価値が認められています。
その伝統の味とおもてなしの心は、
七代目料理長・渡部祐一郎へと受け継がれています。
近年における目まぐるしい時代の変化、
そしてコロナ禍を経て変容する「食」に向き合い、
私たちは伝統を進化させています。
次の100年へとつながる食の形を生み出し、
これからの世代へと繋いでまいります。
人数と目的に合わせて
ご利用ください。
※すべて事前のご予約が必要です。
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ご予約について
ご予約は、ご利用日の3日前までにお願いいたします。
ご変更・ご相談はお早めにご連絡お願いいたします。
キャンセルについて
ご予約のキャンセル・変更につきましては、以下の通りキャンセル料を申し受けます。 仕込みや準備の都合上、あらかじめご了承ください。
| 3日前まで | 無料 |
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| 2日前〜当日 | ご予約金額の100% |
アクセス・駐車場
建物は国道9号線沿いの分かりやすい場所にございますが、建物と駐車場の間の道は一方通行となっております。お越しの際は、お車の進入方向にご注意ください。
安来駅より500m(徒歩約7分)
歴史
History山常楼は、江戸時代末期、安来市西小路の「山形屋」の次男・常七が分家し、「山常」と名付けたのが始まりです。
当初はうなぎ屋として商いをしておりましたが、明治の初めに、料理屋として新たな一歩を踏み出しました。当時の安来は、たたら製鉄の積み出し港として大いに栄え、山常楼も連日、米子や松江からのお客様で大変な賑わいをみせていました。
現在の建物は、昭和9年に改築されました。当時26歳だった池田大工が、随所に意匠を凝らし、贅を尽くした書院造りとして生まれ変わらせたものです。
時代の荒波にもまれながらも、創業当時からの「おもてなし」の精神は今もなお受け継がれ、築90年以上経つ店構えはそのままに、今日までその姿を保ち続けています。
国登録有形文化財
Building
山常楼の建物は、昭和9年(1934年頃)に建てられた、歴史ある料亭建築です。一部には大正時代の趣も残しつつ、当時の若き池田大工が随所に意匠を凝らし、贅を凝らして生まれ変わらせた書院造りの粋が光ります。
2階には77畳に及ぶ大広間を有し、広間の座敷飾りや高欄腰組などの造作も、当時の趣をそのままに今も残されています。
平成26年12月には、主屋と土蔵(大正年間築)が国登録有形文化財に登録され、その歴史的・建築的価値が広く認められました。
たたら製鉄で栄えた港町・安来の繁栄を彩ったこの建物は、築90年以上経つ今もなお、創業当時からの「おもてなし」の精神と共に、今日までその美しい姿を保ち続けています。
料理長
Head Chef
1988年生まれ。
2007年に高麗橋吉兆に入店し、料理人としての歩みを始める。その後、研鑽を積み、2016年に山常楼に入社。
先代料理長のもと、地元の食材や風土、受け継がれてきた文化や風習を学び、2020年より七代目料理長に就任。
吉兆で培った日本料理の確かな技を礎に、山陰の風土が育む味わいと、自身の感性を融合させた新たな山常楼の料理を追求している。
味に込められた背景への理解を深めるべく、食材の生産地や生産者の元へ自ら足を運び、また地元・安来や山陰の文化を学ぶことで、ここでしか味わうことのできない味を求め、日々精進を続けている。